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壁面構造と用語解説


一般的な壁の構造

当社に寄せられる質問の中で一番多いのが、 絵や額縁を壁に取付ける方法に関してです。

絵や額の落下の原因はいろいろ有りますが、その中のひとつが取付金具が原因の落下事故です。

取付金具が原因の事故は、適切な金具を適切な方法で取付けなかったということです。

適切な金具は、吊る物の重量と吊る壁の構造により選択します。



中空壁

壁図

(1) は外壁や外部との境界壁の場合は、コンクリートやALCが使われていることが多い。

(2) は(1) と(3) の間に空間を作るためにGLボンド、LGS、木材などが部分的に使われている。

(3) は石膏ボードで、これに壁紙が貼られています。

※ 室内の間仕切り壁の場合は(1)、(3) 共に石膏ボードの場合が多い。



このように中間部分が空間になっている作りを総称して中空壁といいます。

中空壁の室内側は、石膏ボードか合板(木)ですので素人の方にでも取付ができます。

●壁の判断

画鋲が刺されば、ボード壁か木壁です。

●壁の強度

石膏ボードは9㎜厚程度のものが多く使われています。

ボードの厚み等によりますが、額縁の重量が10kg程度までは、ボード壁自体の強度に問題ありません(額の重量は体重計で量る)

●選択する金具

石膏ボード用金具です。

2点(金具二個)で吊る事をお奨めします。


※ 釘を打ち、半分程度しか入らない場合は、(2)の芯材に運悪く当っている場合でしょう。 少し場所を変えて打ってみると釘が打てるはずです。一般的に芯材は縦に入れている場合が多いものですが(大きい壁面では縦、横の両方に入っている)芯材に運悪く当って場所を変える場合、少し斜め方向に変える事をお奨めします。



取扱商品/壁用金具の説明へ

ALC壁・コンクリート壁

壁図

中空が無く、直接コンクリーやALCが壁になっている。

タイルや壁紙を貼ってある場合もある。

この壁は、素人が取付をするのは無理と考えた方が良い コンクリート壁用、ALC壁用の金具は販売されていますが、専門工具や技術が必要です。



※ 新築時などは大工さんがサービスで取付してくれますが額縁用金具があるということを知っている人は多くありません。額縁店と相談の上、購入した金具を大工さんに渡して取付けてもらうのがベストと考えます。



取扱商品/壁用金具の説明へ


■石膏ボードとは(プラスターボードとも言う) は、石膏を心材として両面をボード用原紙で被覆し、板状に成形したものです。内装材(内壁や天井)の主に下地材として主に使用されています。

■ALCとはAutoclavedLightweightConcrete の略で高温高圧による蒸し焼き(オートクレーブ養生処理)により、出来あがった「軽量気泡コンクリート」です。コンクリートとの比較で、価格の安さ、軽さ、保温性等に優れているとの理由で、使用されることが多い素材です。



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